にしきりおです。2016年8月27日(土) 夫に内緒で行っているSFC修行は4回目をむかえた。関東は1日雨の予報で、これから向かう沖縄は晴れのようだ。私がいつも使っている折り畳み傘が、どこにあるのか分からない。探す物音で息子が起きると、家を出る時間が大幅に遅れてしまう。ええぃっ!持ち運ぶには少々恥ずかしいが仕方がない。私は玄関にあったピンクの傘を持って、家を後にした。いざ、羽田空港へ!!
本日の旅程
ANA467 羽田ー沖縄 8:40 -11:15 プレミアム旅割28
ANA468 沖縄ー羽田 14:05-16:35 プレミアム旅割28
3度目の訪問となった沖縄は、天気予報のとおり晴れていた。この日は空港のラウンジで過ごすつもりだったが、国際通りまで行ってみよう。次に沖縄に来たときは雨かもしれないし、天候の良い時にミッションを遂行しておこう!
モノレールの車窓から海が見える。今日は観光日和だなぁ。夏休み期間であったので、家族連れの観光客が多く車内は混みあっていた。今度は私も家族で沖縄に来たいけれど…夫からの飛行機禁止令が解除されるのは、いつになることやら。
那覇空港から牧志駅へ
ゆいレール 那覇空港駅(11:40) ⇒ 牧志駅(11:56) 所要時間 16分 ¥300
牧志駅は、那覇の観光地である国際通りの北の端にある。約1.6㎞(1マイル)の国際通りを徒歩で南下し、モノレールの県庁前駅へ向かう。途中で、商店街や牧志公設市場へ立ち寄る計画だ。
国際通り周辺
今回のミッションの1つは「商店街の段差を探す!」
2016年3月に放送されたNHKの番組『ブラタモリ』で那覇が紹介されていた。上の画像の、むつみ橋通り街と、奥の市場本通りの間にある店舗(黄色い看板がある)下には、川が流れているというではないか!
現在の国際通り周辺に次々と店が立ち並ぶ。商売で一旗あげようと、那覇に集まってくる人々もいた。しかし狭い街なので、やがて店を立てる土地がなくなる!→うーん、どうにかならないだろうか?→あっ川の上が空いてるじゃん!!と、ガーブ川(那覇市中心市街地を流れる)の上に水上店舗が造られる。
戦後の人々の生活を支えたであろう国際通り周辺を、私もぶらりと歩いてみたくなったのだ。
モノレールの牧志駅を降りて、 国際通りから平和通りに入って歩く。すると右手側の道路に段差が見える。TVでは花笠食堂というお店の前で撮影していた。この段差が、通常の道路と川の上に造られた商店街との境目だという。
与えられた環境の中での対応を模索する。どのような状況であっても、見方を変えればチャンスになるのではないか。私は、沖縄の激動の時代と人々の生活に思いをはせる。ここから力をもらえる気がして、一度訪れてみたかったのだ。
よしっ頑張るぞー!きっといつか家族でハワイへ行き、最高峰ホテル『ハレクラニ』に泊まるんだっ!!決意を新たにし、次なる目的地へ向かう。
昭和レトロ、そして異国の雰囲気を併せ持つ商店街をすすむ。牧志公設市場の中に入ると、東南アジアのマーケットを思わせるようなカオス感…イイ!元は闇市だった名残りなのだろうか?
肉屋の前に豚の頭部が置かれていた。その左右に豚足が1本ずつあり、まるでオブジェのよう。え?市場の写真はないのかって?残念ながらございません。というかモノレールを降りてからの写真は、まだ1枚も撮っていない。私は途中で、とある事に気付いたのだ。
にしきりお 本日の装備 MEMO
- 晴天の那覇でピンクの傘を所持←不審
- 寝不足で化粧する気力がなく、マスク着用←不審
- 夏の沖縄を日焼け対策のため、黒っぽい長袖シャツでうろついている←不審
- 30Lサイズの黒のバックパックを背負っている←不審?
…うっかり市街地まで来でしまったが、だいぶ胡散臭い風貌である。このような人物が観光客むけの店で買い物をしたり、写真を撮りまくっていたら??「あいつ、ヨソモノだー怪しい!!」と不審度が増してしまうのではないか…?
市場の方々の視線を怖れて、早期に撤退を図る。牧志公設市場の滞在時間は、わずか3、4分だったと思う。商店街を抜けて人の少ない裏路地を選び、国際通りまで戻った。ふぅ、ここまで来れば安心だろう。太陽が眩しい、夏だなぁ。
国際通りから、モノレール 県庁前駅へ
やはり現地の方達の視線が気になり、土産物屋の前を足早に通過する。私がこの日に立ち寄った店は、ローソンとドン・キホーテと、ドラッグストア。自宅の近くにもある馴染みのある店は安心~♪
ゆいレール 県庁前駅(13:25) ⇒ 那覇空港駅(13:37) 所要時間 12分 ¥260
那覇空港到着
保安検査場を通過し、ANAラウンジを目指す。館内の電光掲示板に『遅延』の文字はない。飛行機が30分遅延して出発をキャンセルした事もあったからな。よしよし、今日は時間通りに帰れそうだ。
ANAラウンジで一息ついて、羽田行きの便の搭乗口へ向かう。夏休み中だからか家族連れが目立つ。いつもより少し遅れて搭乗手続きが開始された。順番に機内へと乗り込み、プレミアムクラスのシートに身を委ねる。
「お客様申し訳ございません。お足元に傘を置いて頂くことができませんので、こちらでお預かり致します。」
こそっと隠しておくつもりのピンクの傘が、CAさんにドナドナされてゆく。お手数おかけして申し訳ありません…。晴れなのに傘?と思われただろうか。恥ずかしいぃ
「直前に搭乗をキャンセルされたお客様がいらっしゃいましたので、出発が遅れております。」と機内アナウンスが流れた。
「保安上、ご搭乗をキャンセルされたお客様がお預けになった手荷物を載せたまま飛行機を出発させることができません。これよりお客様の手荷物の積みおろしを行います。大変申し訳ございませんが、今しばらくお待ちください。」
えぇー!すぐに見つかるのだろうか?しかし20分経過しても音沙汰がない。
約35分経過: 手荷物が見つかったとのアナウンスあり。これから貨物室の扉を閉めると。
約45分経過:搭乗口の扉が閉まり、飛行機が出発
羽田空港へは、40分遅れで到着したと記憶している。本当にマズい事態だ。大急ぎで帰らなくては、夫に怪しまれてしまう!
帰宅後
自宅に帰り着いたのは、19時近くだった。息子はもう食事を終えたという。あぁ夕食を作ってあげようと思っていたのに、ゴメンねー!(泣)夫には、出先で少し眠ってしまい帰宅が遅れたと伝えた。うーん、我ながら苦しい言い訳だ。
夫「今日の昼間は雨が強かったけど、大丈夫だった?」
!!!!!
夫は私が新宿にいたと思っているのだろう。しかし私は快晴の那覇におり、雨の状況は全く把握していない…
昼間は屋内にいて、雨は気にならなかったと私は答えた。往復で5時間は飛行機の中にいたのだから嘘ではないぞ
夫「ふぅん。影響がないなら良かったよ。」
よしっばれていないな。心配してくれてありがとう、夫よ。これにてミッション完了だっ!
にしきりお
旅人ママ:レベル5 いっぱし
もちもの:ピンクのかさ、ANAワイドゴールドJCB、ANA Suica
PP:17160